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教鞭を執る

きょうべんをとる

 教鞭を執るとは、教師を職業とするという意味。最近あまり使われないのは、教鞭の「鞭」が、SのおねえさんがMのおっさんをしばくムチ(鞭)を意味しているからではないだろうか。イギリスあたりの1世紀ほど昔を舞台にしたドラマを見ると、教師が短い棒状のムチを持って教室をうろつき、悪さをした生徒の手の甲をムチで叩くシーンが出てくる。これが「教鞭」の正しい使い方と見られ、いまどき流行らないのも無理はない。漢語の「教鞭」も同じものだが、こちらは用途を変えて、現代では教鞭は黒板などの文字を示すポインター(指示棒)を意味し、PCやスマホを操作してプレゼン画面を指示する方法(日本語でなんというのかわからない)も「電子教鞭」で通じるようだ。なお、中国語のサイトで「教鞭」を画像検索すると、上記の指示棒の他に、SのおねえさんがMのおっさんをしばくムチがどっさり出てくるが、こちらのほうはホンモノのムチであり、馬の調教用のムチとともに「教鞭」で検索に引っかかってくる。「調教鞭」の後の部分でひっかかって検索語に上がってくるのかと思われる。しかしムチとしての用途はこちらのほうが正しいわけで、中国語圏では「教鞭を執る」は「女王様になる」と定義してもよさそうだ。(VP KAGAMI)

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