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この日本語辞典の使い方(ホーム)「へ」で始まる言葉>へっぴり腰の意味

カテゴリー:慣用語、連語

カテゴリー:言動、態度、表情、状態

屁っ放り腰、へっぴり腰

へっぴりごし

 屁っ放り腰(へっぴり腰)とは、腰(尻)を後ろに突き出した体勢をいう。「及び腰」も同じ体勢。この体勢が意味するところは、別の言葉でいえば「おっかなびっくり」。というわけで、野球の練習などで「そんなへっぴり腰では捕球できないぞ」のように使う。また、実際にそのような体勢でなくても、「ことに当たるのにへっぴり腰ではなにごとも成就しない」のように使う。

「腰」は「本腰を入れる」「腰を据えて仕事にかかれ」のように、ものごとに取り組む姿勢や態度を表すことがあり、そのやる気が後ろに引けている状態が「へっぴり腰」である。

 ところで、人は屁をするとき、必ずしも尻を後ろに突き出さないし、むしろそんな形で屁をしている人のほうが珍しい。また、この慣用語は、屁をするときは尻を後ろに突き出しなさいと勧めているわけでもない。だから、この例えはあまり適切ではないのだが、昔の絵巻物を見ると、みんなこの体勢で屁をしているので、伝統的な放屁の方法ということでお許し願いたい。(VP KAGAMI)

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