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ギクシャク、ぎくしゃく

ぎくしゃく

 ぎくしゃく(ギクシャク)とは、動作が円滑でなく、ぎこちないさまを表し、「昔のロボットはギクシャク動いたものだ」などと使う。そこから、なめらかでない言葉遣いを「ぎくしゃくした口調」と、また、人間関係がうまくいっていない様子を「彼女との仲がぎくしゃくしている」などと、動作のぎこちない動きに見立てて使っている。

「ギクシャク」は、機械類の関節を曲げるときのきしむ音を模写した擬音語と考えられ、江戸時代後期ごろから、関節を曲げる音やぎこちない仕草を表すのに使われていた。昔は、機械類もサビていたり、潤滑油が十分でなかったりしていたし、人間もコラーゲンが豊富ではなかっただろうから、関節を曲げるのに常にこういう音がしていたことは想像に難くない。(VP KAGAMI)

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