木綿豆腐

もめんどうふ

 木綿豆腐とは、豆腐の一種で、工程の最終段階で木綿を通して水抜きするのでこの名称がある。表面にいかにも「木綿でちゃんとこしてます」と言いたげな布の跡があり、なめらかな絹ごし豆腐と対比される。

 木綿豆腐は水分が少ないので絹ごし豆腐より固く、食感もややざくざくしているので、見た目やのど越しを重視する江戸っ子には「ダサい」と軽視される傾向がある。確かに夏場の冷ややっこなどには絹ごし豆腐が、見た目、食感とも適しているが、冬季の鍋物の具材や四川料理の麻婆豆腐などには木綿豆腐が推奨されている。というのは、木綿豆腐は水抜きしているため空隙が多く、そこにだし汁やソースが染み込みやすいからだ。実質重視の関西人や中国人に愛される理由である。

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