食い付く、食いつく

くいつく

 食い付く(食いつく)とは、噛みつく、物をくわえて放さないといった意味。この能力が高ければあなたも警察犬になれる(鼻が効かないから番犬どまりかも)。釣りで「魚が餌に食いつく」という言い方をすることから、最近では、エサに喜んで飛びつく、強い興味を持つという意味で、「芸能人の不倫話にはみんな食いつく(下世話なゴシップ記事を流し続ける大衆誌の言い草)」などと使われる。

 この「食いつく」という言い方には、ものを食べるというときの食欲(魚のエサに対する興味)と、「付く」という、近寄る、近づいて触れる、二つのものが触れたまま離れなくなるなどの状態(エサに飛びついて釣られちゃった魚の状態)を強調したニュアンスがあり、「金儲けの話(エサ)にすぐ食いつく(興味を持って飛びつき離れない)」のように使われる。一方、「噛みつく」も見た目は「食いつく」と同じような状態だが、こちらは犬などが攻撃するときの「嚙む」の意識が強く、「あいつは何か言うとすぐ噛みついてくる」のように、激しく文句を言うという意味で多く使われる。他に「食らいつく」「しがみつく」「かじりつく」など、噛みつくやくわえると同じ状態を言う語があるが、それぞれ意味するところが違うので、各項目をご参照ください(鋭意制作中)。

 (KAGAMI & Co.)

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