この辞典の使い方(ホーム)「き」で始まる言葉>聞き耳を立てるの意味

カテゴリー:慣用句

カテゴリー:言動、態度、表情、状態

 

聞き耳を立てる

​ききみみをたてる

 聞き耳を立てるとは、はっきり聞き取ろうとして聴神経に意識を集中させるという意味。「壁に耳あり障子に目あり」ということわざがあるが、その「壁の耳」の気持ちの持ち方がこれ。日本の時代劇では、襖の外で聞き耳を立てている使用人に、悪徳代官と悪徳商人の内緒話が漏れるというお定まりのパターンがあるが、ひどいのになると、便所にこもっていた使用人が立ち話を聞いてしまうというような都合のいい話もある。

「聞き耳」は音を聞こうとする耳ということであろう。「立てる」はものを垂直の位置にすえるということだが、旗を立てたり、看板を立てたりするように、ものごとをはっきり現象させる、正しい位置に置く、しっかりと固定させる、寝ていたものを起こす、成果をあげる、成立させるなどの意味で使われる。うわさを立てる、声を立てる、筋道を立てる、誓いを立てる、腹を立てる、手柄を立てる、計画を立てるなどがその使用例である。そこへいくと「聞き耳を立てる」はややニュアンスの異なる「立て方」であり、おそらく、犬や猫が物音をはっきり聞こうとして耳を立てている様子をそのまま表した語ではないかと思われる(人間の耳は犬や猫のように寝たり立ったりしないので)。

 (KAGAMI & Co.)

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