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だから財務省は嫌われる
拍車が掛かる、拍車がかかる
はくしゃがかかる
拍車がかかるとは、刺激が加えられることによりものごとの勢いが増すという意味。「円安により物価高に拍車がかかった」などとわけ知り顔のコメンテーターが、私が教えてあげるみたいな勢いで言ったりする。
拍車は乗馬靴のかかとに取り付ける金具で、馬の腹を刺激して(つまり蹴って)合図を送り、びっくりした馬が速く走るという仕掛け。「拍」は拍手の「拍」で、打つ、叩くという意味。この金具は車輪の形のものが多いので、「叩く車」で「拍車」となる。漢語のように見えるが、英語spurに日本で当てた漢字らしい。英語のspurは「足で蹴る」という語源を持ち、雞のけづめ、登山のアイゼン、刺激などなるほどという意味で使用されているが、語源から考えると身も蓋もない言葉だと言え、「拍車」という当て字はなかなかオシャレである(それほどのものでもないか…)。中国では同じものを、ウソみたいな「馬刺(馬を刺すというわけです)」というらしく、いくらつっけんどんな中国語にしてもほどがあるだろという当て字である。特に「馬刺」といえば馬肉の刺身をいう日本人にとっては激しい違和感のある言葉となっている。(VP KAGAMI)