心が折れる

こころがおれる

 心が折れるとは、やる気が失われてしまうという意味。「相手との実力差を知って心が折れた」などと使う。早い話、「あ~、もう努力してもムリムリ、や~めた」という心境。この状態を漢字で表すなら「挫折」。

 この言葉で気になるのは「折れる」の使い方。「折れる」というのは、棒状のものが曲がって壊れるという意味。とすると、「心」というのは千歳飴みたいに細長いのかという疑問がわいてくる(わきませんかね)。しかし、われわれの考えでは心はハート型のように丸いイメージであり、この「折れる」という使い方には首を傾げざるをえない(あんただけだよ、ってか)。私見では、この「折れる」は、「努力し続ける」「目標に向かって歩み続ける」のように、心(精神)がたどる時間的な一貫制が、ある時点で失われてしまうという状況を、長い棒がポッキリ折れるイメージで表しているのではないかと考える。

 とはいえ、そんな考えは不要だともいえ(なら、言うなよという話だが)、折れ、挫(くじ)かれるという意味の漢字「挫折」をそのまま和語に引き写した言葉だと考えればスッキリもする(あんただけ、勝手にスッキリしてろよってか?)。(VP KAGAMI)

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