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呂律が回らない、ろれつが回らない

ろれつがまわらない

 呂律が回らないとは、舌がもつれて言葉が不明瞭であるという意味。一般の辞書には「酔っぱらいや幼児などが……」とあるが、幼児の場合「舌が回らない」といった言い方をするのが通常で、「呂律(ろれつ)」という言葉はあまり使わない。「呂律が回らない」という言い方は、長々と語っている話(語ろうとしている話)が聞き取りにくい場合に使うことが多く、幼児が単発的に発する語には適さないのではないかと考えられる。また、酔っぱらいがくだを巻くとき、特に「ら行」の発音が舌がもつれて耳障りな発音になるので、「ろれつ」という語感に合い、よく使われているのではないだろうか。そういうわけで、当辞典で使用例を挙げるなら「酔っぱらいやおクスリを使用中に逮捕された芸能人などが……」などとしたいところである(ダメかな)。

「呂律」は、「呂(りょ)」と「律(りつ)」からなる雅楽の音律のことで、本来は「りょりつ」と読む。「呂律が回らない」はつまり、調子っぱずれだということ。「りょりつ」が「ろれつ」と変化したが、この言葉自体、呂律が回っていないようである。

(KAGAMI & Co.)

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