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関連用語
いがみあう、啀み合う
いがみあう
いがみあう(啀み合う)とは、互いに敵対視して威嚇しあうという意味。犬などが歯をむき出して威嚇する、ほえる、噛みつくという意味の「いがむ(啀む)」から来ていて、犬対人だと「いがむ」で済むが、犬対犬となると、いがまれたらいがみ返すので、どうしても「いがみあう」ことになる。隣接した国家間ではこのような関係が珍しくないが、犬対人の力関係のように、片方だけさかんに「いがん」でいるが片方は知らん顔をしているというようなケースも多々あり、このような国家間の状況は「いがみあう」とは言わない。また、「いがむ」には噛みつくという意味も含まれるようだが、国家間では噛みつき合う以前の威嚇する、吠えるまでが「いがみあう」の概念とされる。
「いがむ」は、この「いがみあう」にしか残っていない言葉で、語源ははっきりしない。「かむ」は「噛む」で、「い」は強調の接頭語、または「犬」の意味だとする説などがある。相手を威嚇している犬や、お互いを嫌いあっている人の表情はゆがんでいるので、「ゆがむ」から来ているのではないか……というのは私見(けっこうイケてると思うが)。
(VP KAGAMI)
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