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蛇足

だそく

 蛇足とは、余分なものの例え。つまり「ちなみに……」などと言いながら付け加えられる話のようなもの。ヘビに足を加えるのは、確かに蛇足だが(ムカデになるからOKという意見もあろうが……、ないか)、これは中国『戦国策』で、ヘビの絵を早く描き上げた者が酒を飲めるという競争があり、最初に描き上げた者が余裕のあまり足を描き加えたため、「ヘビに足なんかあるか」というので酒を取り上げられたという逸話にもとづく。したがってこの「蛇足」という語も、余分なものを付け加えたために失敗したという、残念な気分が濃厚に漂う状況で使われるべきである。われわれがしょっちゅうおかしている「蛇足」は、冷ややかに無視されるだけなので、蛇足感がかなり弱いと言わざるをえない。(KAGAMI & Co.)

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