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どす黒い

どすぐろい

 どす黒いとは、濁ったように黒ずんでいるという意味。「どす黒い雲」といえば、厚く垂れ下がった雲を、「どす黒い血」といえば、黒ずんだ凝血を想起する。接頭語の「どす」は、「どす黒い」の他、あまり使用例が見当たらないが、辞書には「どす赤い」「どす声」などの項目が載っている。「どす声」は「どすの利いた声(すごみのある低く太い声)」の略なので、他の使用例とはやや色合いが異なるが、「どす」の語源としてはヒントになる。接頭語の「どす」については、語源を説明している辞書が見当たらないが、「どすの利いた声」の「どす」や、短刀を意味する隠語の「どす」と関係があるとすれば、その語源は「脅す(おどす)」だとも考えられる。つまり、ただ黒ずんでいるというわけではなく、人に恐れや不快感を与えるような黒ずみ方をしているのが「どす」ということになる。言うまでもないが、舞妓さんの「そうどすえ」という京都弁の「どす」とはなんの関係もない(当たり前だ。言うなよ)。

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