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だから財務省は嫌われる
大味
おおあじ
大味とは、食物に微妙な風味や味わいが感じられないこと。つまり“日本人がほめない”料理の味。「大きい味」と書き、英語に直訳すればgreat tasteである。great tasteは「素晴らしい味」をいうが、繊細な味覚を持つ日本人にとっては、そんな基準は当てはまらず、ゆきとどいた味付けや奥深いうまみが感じられない大ざっぱな味が「大味」である。つまり、肉を焼いただけとかソーセージを放り込んだだけというようなものに、ソースやケチャップを無造作にかけて食べるというような……要するにアメリカ料理の味のことである。そしかし料理というものは、例えばソーセージはそのまま食べてもうまい──もっとも、ソーセージにする段階で微妙な味付けをしていると言われればそれまでだが──ように、単純だからといって決してまずいわけではなく、へんに手を加えて素材の持ち味を殺してしまっているものより、食べた瞬間にうまさがはっきりとわかる場合が多い。したがって、「大味」は、「単純でしかもあまりうまくない味」とするのがよいかもしれない。
食べ物以外でも、小説などで人情の機微が感じられない大ざっぱな表現にもこの言葉は使われる。また相場の世界では、値動きが激しく一発
「大味」という言葉は意外に古く、中世末期には文献に現れている。その文面には「大あじでまずい」と書かれているので、まずい味を表現するのに使われていたことはいまとかわらない。
予想はついていたが中国にはない熟語で、この意味を表現しようとしたら、四文字以上の説明的な句しか見られない。
©校長のかがみ


