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おっ、おー

​おっ、おー

 おっ、おーは、感心したときなどに発せられる感動詞である。「あっ」とか「わっ」と同じような驚きの声に含まれると思うが「あっ」とか「わっ」が、事態に直面してそれを把握しきれず瞬間的に口を大きく開けて本能的に発せられる声であるのに対して、「おっ」は一度ものごとを認識して理解し、そのものごとに対する評価として発する声だと言える。では、「おっ」はどの程度の評価の声か。例えば、すばらしい景色を見たり、うまい料理を食べたときなど、人は「わーっ、すごい」「あーっ、おいしい」と叫ぶ(特に女子は)。これが最大の感動を表す三つ星★★★だとすると、「おっ」とか「おー」は、「おーっ、きれい」「おっ、うまいね」のように(どちらかというと男子か)、感動までいかず、感心といった程度にとどまる二つ星★★のレベルである。もう少し、感心の度合いが落ちると、「ふーん、見事だ」「うん、うまい」のような表現となり、これは一つ星★レベルだと言えるだろう。どうやら感動の度合いは、口の開け方の大きさの度合いで表されるようだ。つまり「あ」>「お」>「う」の順で口の開け方が小さくなり、感動の度合いも低くなるのである。(KAGAMI & Co.)

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