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生姜、ショウガ

しょうが

 生姜とは、ショウガ科の多年生作物で、根茎を食用(香辛料)とする。古くは薬用としても用いられ、現在では、寿司や牛丼の口直しとして提供される酢漬けのショウガが広く知られている。ショウガは適度な辛味により口中をさわやかにする効果があり、回転寿司や牛丼チェーンでは、辛いのでそんなに大量に食べるバカもいないだろうと甘く見ているせいか、大きな箱や壺に入れて取り放題としているところが多く、ショウガラバーの格好のえじきになっている。高級寿司店でもショウガは口直しとして認定されているようで、だからといって回転寿司屋みたいにいくらでもどうぞいうような安易な姿勢はとらず、「このくらいが適量だよ」という少量が、皿や板の隅に置かれている。実際、ショウガは「口直し」というには刺激が強すぎるので、回転寿司屋みたいに山盛りに取ってやみくもに食べるのは(ショウガラバーの話です)、「口直し」というより、むしろ「口壊し(マウスバスター)」行為のような気がする。

 生姜は中国語では「姜」または「生姜」。「生」は大言海によると、山椒など乾燥した香辛料に対して、生食が主である「姜」を形容した語のようである。英語のgingerは、ギリシャ語のzingiberisから来ているが、そのもとをたどれば、サンスクリット語で「角(つの)形のもの」という意味の語に行き当たるようで、生姜の根の形を言っているらしい。角形の食べ物は他にいくらでもありそうだが(タケノコとか)、ま、最初にショウガを発見したインド人がそう思ったとして(タケノコはなかっただろうから)、カレーの国の人々に経緯を表してそれもアリだと許容しよう(などと偉そうに言う権限は私にはないが)。(KAGAMI & Co.)

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