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細工は流々仕上を御覧じろ

​さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ

 細工は流々仕上を御覧じろとは、昔の職人が作業の途中で口をはさむうるさい注文主に対して、「仕事のやり方にはそれぞれの流儀があり十分工夫はこらしているから、途中であれこれ言わずに仕上がりを見てください」と、要するに「っせえな、すっこんでろよ」と言いたいときに使う言葉。「細工」は工夫をこらすこと、「流々(流流)」はそれぞれの流儀、いろいろなやり方という意味。職人のプライドと気概、注文する方からすれば、客の注文に耳を貸さない頑固でつきあいにくいヤツであることをよく表した言葉だといえる。(KAGAMI & Co.)

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