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この日本語辞典の使い方(ホーム)「め」で始まる言葉>めちゃくちゃの意味、語源

カテゴリー:慣用語

 

滅茶苦茶、めちゃくちゃ

めちゃくちゃ

 滅茶苦茶とは、ひどく混乱している状態、道理にあわないさま、程度のはなはなだしいさまを言う語。「くそガキに部屋をめちゃくちゃにされた」「ゆうべ早く寝すぎて遅刻したなんて、そんなめちゃくちゃな言い訳が通用すると思っているのか」「めちゃくちゃ頑張ったが試験に落ちた」のように、ほぼ同じ意味の「めちゃめちゃ」「むちゃくちゃ」などとともによく使われる語である。これらの言葉は、その(めちゃくちゃな)状態を詳しく説明したり描写したりするのがわずらわしく、ひとことで済ませたいときに持ち出される。つまり、くそガキのしわざに頭に来ていて部屋の混乱状態を詳しく話したくもない、相手の言っていることを論駁するのもばかばかしい、計画も立てずにやみくもに勉強しただけなので説明するのがはずかしい等々、その場を「めちゃくちゃ」のひとことで済ませて忘れ、先へ進もうとする、明るく前向きな言葉だといえる。「滅茶苦茶」は当て字。「めちゃ」は、道理に合わないことや程度がはなはだしいという意味の「むちゃ(無茶)」が変化したもの、「くちゃ」はそれを強めるためにそえた語だといわれる。(KAGAMI & Co.)

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