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一蓮托生

いちれんたくしょう

 一蓮托生(いちれんたくしょう)とは、ひとつの蓮の華の中に(=一蓮)みんなで一緒に身を預ける(=托生)という意味で、とてもシュールなイメージだが、これは人が死んで極楽浄土へ行くと蓮の花の中に生まれるという浄土教の教えに基づいている。「一蓮托生」は、生前仲の良かった人々と死後も一緒に暮らしましょうということで、そこから、一緒に行動して運命をともにするという意味で「こうなったら一蓮托生、最後まで行動をともにしますよ」などと用いる。用例からも察せられるように、この「共同」はあまりいい結果をもたらさない悪事に使われることが多く、一蓮托生で悪事にのめりこんだ結果、芋づる式に逮捕されて、「一檻託生(いちかんたくしょう)」すなわちみんなで一緒に檻の中で生まれ変わるという結末が予想される。(KAGAMI & Co.)

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