禿鷹、ハゲタカ

はげたか

 禿鷹(ハゲタカ)は、鳥類タカ目のハゲワシ類及びコンドル科の鳥の総称。いずれも死肉(主に他の動物の食べ残し)を餌とし、顔面から頭部にかけて羽根が生えていない、つまり禿頭である。ハゲているためハゲタカと総称されるようになったが、これは死肉を食べやすいように(つまり、死体から肉をほじくりだすために)羽根が退化したのだと言われ、人間のおじさんのそれとは原因が違うようである(人間のおじさんのハゲはハゲタカほど原因が明確ではないが、少なくとも肉を食いたくてハゲたのではない)。

 ハゲタカは、他の動物がハンティングしたり、自然死した動物の死体から集団で肉をあさったりするので軽蔑されることが多く、経営危機の企業(死に体の企業)を安く買いたたきにやってくるファンドを「ハゲタカファンド」と呼んだりする。しかし他者が殺した動物を食べるのは人間も同じで、せいぜい他人の食べ残しを食べていると「お行儀が悪い」とたしなめられるくらいであり、ハゲタカやハゲタカファンドがそこまで蔑視されるのはどうかと思われる。もっとも、普通の人は道ばたに捨てられた肉を拾って食べたりしないので、軽蔑されるとしたらそのあたりだろうか。また、死肉をあさるために頭がハゲちゃったといったところも侮られる一因かもしれない(それはハゲタカの責任ではないが)。(KAGAMI & Co.)

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