コロナ問題 挿話2 一時中断

ころなもんだい そうわ2

 そろそろ総括で最終的な「答え合わせ」をして、この連載を終わりにしたいと考えていたが、緊急事態宣言解除後、東京を中心として感染者が増加し、現在(6月29日)高止まりの状況なので、一端連載を中止し様子を見ることにする。ロックダウンや外出規制の解除後に感染者が増えるのは各国が共通しており、日本の現状も「想定内」と言えるが、余談を許さない。私は「今後の予想」として「感染者の多少の増減はあるが、ピーク時のような拡大はないだろう」と述べたが、この最後の予想がはずれる可能性も残されている。

 現在の感染者の増加については、政府や自治体は冷静なかまえを見せている。それは、経済活動推進の要請もあるからだろうが、一方で、検査体制の拡充や医療機関の落ち着きなど、十分な「アンダーコントロール」がなされている状況だと考えているからだろう。これについては厚労省からの説明もあったようだが、例えば、感染者50名超を数えた日の東京都の陽性率は、3%弱。つまり1500人以上を調べたうえでの50名の陽性者というわけだ。ピーク時に30%を超えた陽性率から比べると、検査体制の拡充は明らかである。一方、医療機関などに相談する基準は、「37.5度以上の発熱」といった項目は取り下げられているものの、「4日以上の高熱が続く」などの目安はあいかわらず残っている。ただ、医療機関も柔軟な対応を見せているようで、危険性の高い高齢者などは目安に従わなくても相談することを勧めている。さらに、検査機関の余裕もあり、相談→検査へのハードルは確実に低くなっているようだ(だから陽性者も増える)。

 もちろん現在の感染が、医療や高齢者施設、学校などに飛び火してクラスターを発生させる可能性は十分あり、警戒を緩めるわけにはいかない。しかし中国の例を見ても、ロックダウン解除後、ときどきクラスターは発生しているものの、一定の防疫対策を施すことで、感染はおおむね抑制されている(常に疑惑はもたれているが)。似たような状況に日本も置かれているのだと考えてよいのではないだろうか。

 いずれにしてもしばらく今後の展開を見たいと思う。(KAGAMI & Co.)

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