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カテゴリー:特別コラム

 

コロナウイルス問題について 6 集団免疫

ころなういるすもんだいについて 6 しゅうだんめんえき

 筆者が、コロナウイルス問題について意見を述べようかどうしようかとぐずぐずしているうちに(昨日、やっと重い腰をあげた)、世界はウイルス対策の新しい段階(最近の流行り言葉では「フェーズ」か)に入っているようだ。

 それはつまり「集団免疫」。一気に多数が感染すれば、多数が免疫を持ち、感染は一気に治まるというもので、中国武漢スタイルの収束策といえよう。ヨーロッパなど、感染拡大がとまらない地域では、コロナの致死率が比較的低いのをいいことに、そんなやけくそみたいな対策が現実味をおびており、イギリス首相がこれをぶちあげて、年寄りを見殺しにする気かなどと批判を浴びている(まあ、実際そんな策であるが)。欧州の市民は、感染を防止しようという気持ちもあまりないようだから(「アジア人は出てけ」くらいのものだ)、集団免疫をねらう対策(「対策」というより「無策(なすがまま)」だけど)もアリなのかもしれないが、筆者が願うのは、「せめて年寄りにはマスクをさせてください」ということ(ニュースによると、イギリスでは高齢者の屋内待機を命じているようだ。ま、いいか)。

 さて、ひるがえって日本だが、ずるずると感染者が増える現状だと、このまま感染が果てしなく続くのではないかという不安は残る。隠れコロナが多数潜伏している現状では、今後、大規模なクラスターや、重傷者と死者の急激な増加を心配する専門家もいる(やばいヤツらがあちこちうろついていたら、そんなの、もうとっくに起こってるだろうに…)。しかし中国の武漢以外の諸都市では、強権を発動した結果、集団感染を起こさず、いまは収束に向かっているようなので(中国政府の発表を信じればの話しだが)、必ずしも武漢スタイルが早期解決の道ではないと思える。だからといって中国式の強権発動はごめんこうむりたい(バカみたいな評論家が「中国やシンガポールはいいなあ」みたいなニュアンスの論文を書いているが)。日本はあくまでわれわれ個々人の節度ある行動によってウイルスを抑える道を選ぶべきで、それに成功すれば、よき民主主義の砦は日本によって守られたと誇ることができるのではないだろうか(マスク大国台湾もがんばってるみたいなので、共に民主主義の砦を守る友として歩もうではないか──自著が台湾で出版されているというので、よいしょしているわけではありません)(KAGAMI & Co.)

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