コロナウイルス問題について 補遺4 陽性率は意味ある指標か?

ころなういるすもんだいについて ほい4

●「陽性率」という数値の重要性が私にはいまいち理解できない。これは検査した人数に対する陽性者数の割合ということだろう。欧米のように、感染が爆発してやむなく検査数を増やしたところの陽性率が高いのは当然である。日本も「かかっていそうな人」に狙いをつけて検査をしているから、陽性率は高くなる。陽性率を減らしたければ、かかっていそうもない人に対してやたらと検査をすればいいだけの話で、そんな数値になんの価値があるのかと疑問に思ってしまう。

●東京都は5月8日から陽性率の公表に踏み切っており、それによると4月中旬から陽性率は下降を続けているが、7日の陽性率は7.5%で「まだ高い」とのこと。この「まだ高い」というのは、おそらく他国の数値との比較であろう。しかし、検査のねらいが違う他国と日本を比べたってなんの意味もない……と私は思う。それより「陽性率は下降を続けている」という推移には注目すべきで、検査基準がこの間変わっていなければ(基準がかわっていたとしても、「検査数が増えた」ということだからよい傾向だ)、非常によい傾向であると考えてさしつかえないだろう。つまり「陽性率は他国との比較ではなく、自国の推移を見るなら意味がある」ということである。

(KAGAMI & Co.)

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