コロナウイルス問題について 24 終幕

ころなういるすもんだいについて 24

「終幕」と名づけたが、もちろんコロナの終幕ではない(一刻も早くそうなってほしい)。私自身の発信活動をそろそろ幕引きして、通常営業に戻ろうと考えているのである。その理由は、3月15日からこのコラムを続けてきて、世界のマスク評価、経済対策の規模など、当初から発言してきたことがおおかた実現していること(決して私の意見が聞き入れられたわけではないが)と、自身の発信能力のなさを痛感し、無力感にさいなまれているからだ(肝心の「思いやりマスク」はまったく浸透していない)。

 このあと、よほど我慢できないことがあれば随時、そして爆発的感染があったにせよなかったにせよ、結果報告はする予定だ。また、これまでの記録は削除せずに残しておく。爆発的感染が起こったとすれば、罪深いデマゴーグの記憶として、収束に向かったなら、正しいことを言っていたが誰にも聞いてもらえない無能な人物の記録として……。

 幕引き前に何点か追記を。

●本日(4月7日)発動される緊急事態宣言については、原稿は書いていたが発表していなかったのでひとこと。私は、緊急事態宣言は、それを出さなければ感染防止のためにできないことがあるならとっとと出せばよいと考えていた。そしてなぜ政府がこれほど発動をためらっているのか疑問だった。世間では、経済優先の姿勢、爆発的感染の状況ではないとの判断、超法規的措置の発動の重大性などの理由をあげているが、私は、緊急事態宣言を出してもできることがなく国民を落胆させることになるのがこわいからだと考えていた。とはいえ、情報があまりに不足しているので発表を控えた。しかし、今後結果がどっちにころんだにせよ、今回の措置は安倍政権にとっては失敗である(官僚のせいにして逃げ切るかもしれない。「オレはヤツらの反対を押し切って宣言を出したヒーローだ」みたいな……)。出すなら早く(これはもう後の祭り)、ここまで出さないなら「爆発的感染はない」の予想に賭けて最後まで出さずにおくべきだった(あくまで政治的な見方です。国民としては、命を賭けの対象にされてはたまらないので、「いまごろ」でも出された方がよかった)。

●爆発的感染の「不安要素」に「想像以上の検査能力の欠如」を加えておく。私は以前に「検査能力の限界を考慮しながら、検査数を増やすべきだ」と述べたが、検査能力があまりに低ければそれにも疑問符がつく。同じ東京でも感染者ゼロの地域があるのに、そのような地域の検査機関との協力は得られていないのだろうか。これも情報不足なので、ここまでにしておく。

(KAGAMI & Co.)

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