コロナ問題 挿話1-1 超過死亡を考える

ころなもんだい そうわ1-1

 総括のあいまに、気になったことを挿話として発表します。その1「超過死亡」。超過死亡とは、ある期間(1カ月)の例年の死者数と当年の死者数を比較したもので、インフルエンザによる死者を把握するために考案された手法であるという。東京都などの特別警戒地域の3月、4月の超過死亡者数は、通年平均の10%増であり、例えば4月の東京都では1000人程度の超過死亡者があった。専門家の多くは、その超過分が「コロナ関係死」であると考える。発表された4月のコロナ死者は100人程度なので、10倍もの「隠れコロナ死者」がいるというのだ。この意見には、かなり説得力がある。コロナ対策のおかげでインフルエンザの流行などが抑えられ、外出による交通事故死も減っていると考えられるから、死者数は少なくても不思議はないのに、10%も増えているのは「コロナに違いない」というわけだ。

 確かに仰るとおりかも……しかし、どうも割り切れない疑問も残る。

 識者の意見は「関係死」であり、コロナによる直接の死者がすべてではないという逃げを打っているわけだが、ここはいさぎよく1000人の隠れコロナ死者がいたと想定して、疑問を追求してみよう。

●疑問その1:「隠れコロナ死者」は「隠れコロナ感染者」とはわけが違う。コロナにより亡くなった方は、少なくとも「発症」した人であり、孤独死でなければ、病院で治療を受けただろう。しかも、「隠れ」であるから、病院の治療は一般の患者と同レベルである。1000人もこのような患者がいて、医療関係者や家族の間でなぜ次々と集団感染が起こらないのだろうか。(反論:医療関係者の抗体陽性者が多いので、実際に感染は起こっていたともいえる)

●疑問その2:死に瀕した「肺炎患者」がいたとして、医療関係者は自分たちへの感染の危険性があるのに、PCR検査をせずにスルーするだろうか。インフルエンザのようなワクチンもない感染症であればなおさらである。山梨県で乳児のコロナ感染が発覚したが、これは一人の医者の強硬な意見によって検査が行われたからだという。つまり、その人がいなければ見逃されていたわけだが、しかしそれは感染者がまさかの乳児だったからであって(それでも結局検査された)、高齢者であればいくら持病があったとしてもPCR検査を行うのではないだろうか。(反論:3、4月は医療機関も検査機関も逼迫していたので、疑惑はあっても検査する余裕がなかったことは十分に考えられる)。

(KAGAMI & Co.)

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