コロナウイルス問題について 補遺2 PCR検査再考

ころなういるすもんだいについて ほい2

 1ヶ月前に断言したように、5月10日現在、日本では欧米のような爆発的感染は起こっていない。しかし、死者数を周辺国と比較すると見劣りする状況であり、自信持って「感染を防いだ」とは言い難い。犠牲者数の増加は、私はPCR検査の少なさに原因の一端があると考えている。しかし一方で、PCR検査をむやみに増やすことが感染防止の根本的解決につながるのかという点には強い疑問を持つようになっている。犠牲者を減らすが、感染防止の決定打ではないというのは、矛盾した考え方のように見えるが、今回はそれについて2回に分けて論じてみたい。

●日本のPCR検査の少なさはあいかわらず国内外から批判の的である。日本の検査数を現状よりもっと増やせという意見には賛成だが、以前にも述べたように、検査数を増やす目的を見失ってはならない。それはWHOをはじめとする海外の専門家に「正確な感染者数を報告する」ためでは絶対にない。検査拡充の目的は、(1)感染者に行動の自粛を促して他人への感染を防ぎ、(2)軽傷者の重篤化を防ぐという目的である。(2)は(1)より検査対象を絞れるが、現在の日本はそれすら対応できず、犠牲者を増やしている(それでも欧米と比較するとはるかに少ないが)。8日に厚労省はようやく、「相談・受診の目安について、『37.5度以上の発熱が4日以上続く』との表記を削除したと発表したが、それが相談→受診→検査というスムーズな動きにつながるのかは不明である。コロナ発生時から国民が各自の自粛で感染を防いでいる長い期間に、検査体制の拡充がなぜできなかったのか悔いが残るところである。

●ところで、ここで問題にしたいのは(1)である。検査数が圧倒的に少ない日本は、世の専門家に言わせれば、発表された感染者の何倍か、何十倍か、何百倍かは知らないが保菌者が市中に野放し状態だという。ある病院が行ったウイルスの抗体検査で、約3%の抗体保持者がいたという結果を受けて、日本には300万人の保菌者がいる(いた)と考える者さえいる。では仮に300万人の感染者が日本にいたとしよう。われわれしろうとが素朴に疑問を感じるのは、そんなに感染者がいて、なぜ日本で欧米のような感染爆発、犠牲者の爆発的増加が起こらないのか、ということだ。

(次項につづく)

(KAGAMI & Co.)

関連用語

講談社より『笑える日本語辞典』発売中! 

書店、ネット書店等でお求めください。

定価1.000円+税

中国語繁体字版『笑談日本語』登場!

台湾、香港等で発売中

しょんべん.jpg
さんずのかわ.jpg
メロンパン.jpg

メロンパン

おかか.jpg
つくだに.jpg