コロナ問題 総括2-4 Xファクターを追う2

ころなもんだい そうかつ2-4

(3)BCG:統計データを見るといちばんクラッとさせられるのがこの説である。BCG摂取がコロナの防疫に役立っているとする説は、かなり以前からあり、それを信じていまからBCG摂取を推進しようとしている国さえある(それも「なんだかなあ」と思うが)。そのBCGのうちでも「日本株」というのが優秀らしく、あるデータでBCGの接種とコロナによる人口あたりの死者数の関係(4月30日時点のもの)を見ると、日本株を摂取している国が軒並み下の方に位置している。一方、BCGを全国民に摂取させていなかったり、途中でやめてしまったりした国は上位に位置し、BCGでも他の株(パスツール株とかデンマーク株とか)の成績はあまりよくない。なんだか都合のよすぎるデータのような気がしたので、少し詳しく見ると、日本ではBCGは現在0歳~70歳の人まで摂取されているようだが、他の国(韓国、フィリピン、マレーシア、パキスタン、バングラデシュ、イラクなど)は40歳程度までの摂取(つまり40年前から始まった)にすぎない。ウイルスに弱い高齢者は摂取されていないわけで(他の株を接種していたかもしれないが、それはわからない)、そこから考えるとせいぜい「BCG摂取をしていると若い人が高齢者にうつしにくい」と言えるにとどまるのではないだろうか。また、調査時点で死亡者が少なかったパキスタンやバングラデシュでは、その後死者が増えており、この統計も足下が怪しくなってきている。

(4)東アジア民族の遺伝的特性:そこまで言われると、反論を考える気にもなれず、「頑張ってそのメカニズムを解明してください」とエールを送るにとどめる。

(5)言ったもんがちなら…:そういうわけで日本の「Xファクター」探しは、どの説も状況証拠しか提出できていないので、いまのところ言ったもんがちのような状況である。私もひとつ「思いつき」を提案していみたいが、「インフルエンザのワクチン」説なんていかがなものだろうか。日本では比較的多くの人がインフルエンザのワクチンを接種しており、特に高齢者施設ではほとんどの施設でワクチンを接種しているようだ。日本で高齢者施設に集団感染があまり起こっていないのは、これが影響しているのでは…と考える。「納豆食ってるから」なんて説よりマシだと思うがいかがだろうか(「納豆説」は科学的メカニズムも明らかにされているらしいが、関西の人間なんてコロナを退治するほど食ってないって)。念のため付けくわえておきますが、この提言は本気ではありません。(KAGAMI & Co.)

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