コロナ問題 総括2-3 Xファクターを追う1

ころなもんだい そうかつ2-3

 Xファクターについてはこれまでさまざまな候補が挙がっているが、科学的なメカニズムが明らかにされたものはなく(明らかにされたのは「納豆」くらいか?)、いずれも統計的な状況証拠に基づいた(それどころか、単なる推測の域を出ないものさえある)意見を述べているにすぎない。それでも、「これは!」と信じたくなるデータもあるので個別に検討してみたい。その前に…

●Xファクターの条件:Xファクターが防疫に効果があったとして、その条件をひとつあげておく。それは、国民の大半がその「ファクター」を持っていなければならないということだ。ほんの一握り、例えば国民の10%程度が持っていたとしても、おそらくあまり意味がない。

 それでは以下、個別の検討に移る。

(1)新型コロナウイルスの抗体:中国からの第一波によって多数が感染し、その抗体が威力を発揮しているという説である。いま、いろいろな機関でコロナウイルスの抗体検査が行われているが、その結果は0・5~3%程度の抗体保持者が存在することが示されている。「Xファクター」の候補としては、数が少なすぎるようである。

(2)類似のウイルスの抗体:上記の考えを補完するような説として、日本は何年か前から大陸発の類似のウイルスにさらされ続け、いつの間にか国民の大半が免疫を持っているとするものがある。これらの免疫は、今回のコロナウイルスの抗体検査では検出されないため、現状では把握できない。つまり具体的なデータがなにもないのである。しかし、なんらかの「抗体」があるなら、他の方法で検査すればわかるはずでは? だったら、やってみればいいじゃん、というだけの話のような気がする。それに、そもそも「類似のウイルス」の発祥地であるとされる中国で、なぜあれだけの集団感染が起こったのかも納得できない。

 なお、この種の「謎の抗体」を検査するには山中伸弥教授によれば、かなり大がかりな検査体制の整備が必要だそうで、「やってみればいいじゃん」レベルではないらしい。しかし山中教授は「それでもやるべきだ」と仰っているので、やってみてください、ぜひ。(KAGAMI & Co.)

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