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空、から

から

 から(空)とは、中見がなにもない状態。「金貸してくれ」「私の財布はからです」「からの財布をなぜ持ち歩く」などと使う。

「から(空)」は、卵の殻、抜け殻などの「殻(から)」と同源で、水分が枯渇し生命が失われている状態を表す。そこから、枯れる、ノドがカラカラだなどの「かれ(枯れ)」「カラ」も同根の言葉と考えられている。同じ「から」でも「同朋、同族(はらから)」や「間柄(あいだがら)」などの「から(族、柄)」とは別種の語で、こちらは満州語、蒙古語、朝鮮語にルーツを持つ(大野晋先生によるとタミル語)が、「空(から)」の方はそちらとは関係ない言葉らしい。筆者は、日本語の多くが、言葉の発し方で状態や気分を表す擬音語、擬態語的な表現から起こっていると考えているが、「空」の「から」の場合は、かわいたノドを鳴らす「か」の音がもとになっているのではないだろうか。この「か」に、「ころころ」「たらたら」「ふらふら」のように、ある状態が連続して続く様子を表すラ行の音を付ると「からから」という擬態表現となる。(VP KAGAMI)

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