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焦る、あせる

あせる

 焦る(あせる)とは、気がはやっていらだつという意味。「締め切り間近だが半分も進んでいない。あせるなあ」などと使う。つまり、団体競技の徒競走で、気持ちAが現実Bよりずっと先に進んでしまい、Aが後ろを振り返って「早く来いよ」とBにハッパをかけている状況と考えたらよいのではなかろうか(かえってわかりにくい解説だったかも)。

 「焦り」は、もとは、馬が気がはやって足をばたばたさせることを言ったらしい。競馬で、ゲートに入った馬が興奮して足をばたつかせていることがあるが、あんな感じではないだろうか。人間の場合、赤塚不二夫のマンガならともかく、気がはやっていたからといって足をばたばたさせるとは限らず、せいぜい身をよじらせたり、頭をかかえたりする程度なので、ジェスチャーが付く付かないにかかわらず、足をばたつかせている馬と同じ心境を表すのに「あせる」が用いられるようになったのだと思われる。

 「あせる」というくらいだから、「汗」と関係あるのかと誰でも思う(思わないか)。赤塚不二夫のマンガならあせっている人に汗はつきものだが、どうやら「あせる」と「汗」は関係ないようで、『大言海』では「相迫る(あいせる:たがいにせきたてる)」が語源だとしている。しかし、もとの意味からすると、「足迫る」が適当ではないかと考える(私見です)。

 (KAGAMI & Co.)

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