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つま

 妻(つま)とは、婚姻関係にある女性。自分の配偶者を謙遜していう場合、一般的な女性の配偶者をいう場合に用いる。会話をしている相手に対して「あなたの妻は」とはあまり言わないことから、敬意を示す言葉ではないことがわかる。

 語源としては、「サシミのつま」などといわれる、添え物、端にあるものの意味の「つま(端)」からではと考えられるが、諸説ある。というのも、「つま」は昔は男女とも、結婚相手のことを言っていたからで、家の中でふんぞりかえって大きな顔をしていた男(昔の話)にはふさわしくない呼称だからだ。そこで「つま」は端っこの意味の「つま」には違いないが、古代、妻問婚の時代に、男を待つ女性のために家の端に造った寝所「妻屋(つまや)」と関係があるとする説がある。つまり「すみっこぐらし」なわけだ。これはかなり説得力があるが、やはり男も「つま」と呼ばれていた理由が薄弱である。まあ実家の人々からみれば、妻屋でいちゃいちゃしている連中は男だろうが女だろうが「つま」と呼ばれてさしつかえないともいえる。(VP KAGAMI)

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