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タコス

たこす

 タコスとは、メキシコの名物料理。炒めた牛挽肉や野菜などさまざまな具材をトウモロコシ粉の皮(トルティーヤ)で包んで食べるもの。メキシコではほぼ主食であり、アメリカでもフードトラックの定番料理として定着しているが、日本においては、調理パンと餃子の中間みたいな位置づけであるため(個人的な見解です)、餃子のようにご飯のおかずやビールのつまみ(ビールでなくてもいいが、やっぱ、ビールでしょ)になりにくく、主食にするならパンに具を挟んだほうがうまいと思うせいか(個人の見解です)、流行のきざしは特にない。おかげで、中の具材だけをご飯の上にばらまいて食べさせるタコライスなるものが沖縄あたりで作られて、そこそこ人気がある。日本では主に、メキシコ風のスパイスで炒めた牛挽肉とレタスなどの野菜をあわせたものが、タコスの具材だという固定観念があるが(タコライスのせいだと思う)、本場ではさまざまな料理をトルティーヤに挟んで食べているようなので、そのあたりを強調したらもう少し市場に受け入れられるのではとも思う(無理かな。サンドイッチには勝てないか…)。または、餃子のように小さい包みにして、タコ餃子とかなんとか名づけて(もうすでにあるかもと思って検索したら、オクトパス入りの餃子が出てきました)、餃子の店や居酒屋で出したらどうだろうか(やっぱ、無理かな)。

 スペイン語のtacoが原語で、「軽食」を意味するらしいが、文語では「詰め物」という意味もあるそうで、詳しいことはわからないが、そちらのほうがおおもとの意味であるような気がする。

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