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等閑にする、なおざりにする
なおざりにする
等閑(なおざり)にするとは、ずっと無視して遠ざけておくといった意味で、やるべきことがあるのになにも手を打たず、放っておくことをいう。
「なおざり」は見た目からは、「なお」を「去る」といった組み立てが考えられそうだが、どうやら違うようで、「なお」「ぞ」「あり」という組み立てが妥当と見られている。「なお」は「直」で、現在ではまっすぐであるさまを意味するが、古くは、取り立てて言うべき程ではない、平凡、これといった行動をおこさず虚しく時を過ごすさまを言った。したがって、「なおぞあり」で、無視してもかまわない様子である(だから無視しておく)という意味になる。
SMプレイにおいて、求める相手を無視して楽しむ「放置プレイ」は、「等閑プレイ」と言い換えられそうな気がするが、放置プレイがあえて愛する相手を無視し、相手も無視されることで喜びを感じるのに対して、等閑プレイは相手を愛していないか、プレイする意欲がないかで求めに応じないというニュアンスが強いので、適切な置き換えとはいえない。
また、「等閑にする」は「おざなり(御座成り)にする」としばしば混用されるが、「おざなりプレイ」といえば、いちおうプレイをすることはするが、心がこもってない、やる気がない、楽しんでいないという様子を表すことになる。(VP KAGAMI)
